転職・職探しの前に!激動の時代に会社員が持つべき視点とは
会社員って
・夢がないとか
・縛られているとか
とかく職業としての魅力のなさが
強調されがちです。
不満から転職されるなら
ちょっと考えてほしいポイントがあります。
会社員にも良いところがある
自分でも商売をフルタイムで始めてみると
社員でいるメリットを感じることもあります。
それもけっこう頻繁に。
会社員の魅力
ざっと挙げてみましょうか。
・明示・暗示はともかく指示・期待の通り動けばよい
・役員でなければ経営上の責任は問われない
・法律で権利が確保されている(賃金・休暇・労働時間など)
・社会保険の完備(健保・年金は半分が会社負担など)
他にも福利厚生の設備やらサービスやら
利用できるものもあるでしょう。
長期的には昇給・昇格も魅力の一つですね。
文句を言う社員でも保護される
たとえあなたが
「上司がわかってくれない」
「社長はひどいやつ」
こんな文句をいつも言っていたとしても(笑)
従業員であるなら先ほどの通り
イロイロ保護されているのです。
というのも歴然とあるのですよ。
会社員のもらう給料の役割
もらう立場からすると
給料は生活を支える貴重な柱。
給料のために働いているのは間違いないでしょう。
あなたのみならず、家族全員を支えています。
ここから生活費を捻出し、将来のための貯蓄まで。
共働きだと、世帯に複数の収入源が
存在することになりますが
収入タイプとしては給与の1種類という方が大半です。
会社員がツラいのは当たり前?
法律上、最低賃金が決まっているので無給はあり得ません。
要は労働負担に見合っているかということですね。
私はツラいからこそ、ガマンの代償として
給料をもらっているのだと考えてきました。
役職が上がればなおさらです。
そういう辛抱を体現するからこそ
他の人よりも多くもらえるのだ、と。
そうでないことを知ったときは
正直愕然としました。(笑)
経営者サイドから給料を考える
ただし、誰にでもできる仕事に
高給を払う会社はありません。
まずその事実を意識しましょう。
雇用している理由は使い倒すため?
本音ではあなたのことを
「能力のギリギリまで使い倒したい」
というところでしょうか。
その辛さにあなたが
悲鳴を上げたくなるのも無理はありません。
まずあなたは確実に消耗するはずです。
※労働環境を整えるのは回復のためでもある
たとえやりがいのある楽しい仕事でも
あなたの時間も体力も削ることになります。
雇用側からみた給料とはコストに過ぎない
使う側(雇用者)からすると
極論はこれです。
『決めたお金払うから、労働力を提供してね』
だから能力の限界まで
(ガマンの限界まで)
働かせることが重要になっています。
そのための管理職なのですね。
同じコストなら、たくさん働いてくれる人がいい。
「一緒に働けてうれしい」
この言葉にウソはなくても
仕組み上、こうした意味を持っているのです。
その証拠にあなたが退職しても
別の方を採用して業務は回り続けます。
転職する際に気を付けること
あなたが『天職』を探そうとするなら
探す分野にも注意を払う必要があります。
今までの仕事がイヤで飛び出すなら
・その仕事(職種)がイヤ
この2つを明確に区別しておく必要があるのです。
衝動的に転職活動を始めるのは
時間を失うだけかもしれませんよ。
スキル・経験を重視すると似たような職場へ
仕事(職種)がイヤなら
今までの経験をベースに転職したら
同じ現実を繰り返す可能性が高いです。
でも転職では、今までの経験を活かした分野から
仕事を探すのが一般的です。
だから当然、似たような仕事になります。
待遇面で多少の上下はあるかもしれませんが。
今までの仕事で天職を感じていないなら
新しい職場で感じることは難しいでしょう。
違う職場でも人間関係の問題が再現されるケースも
もし職場の人間関係がイヤだったなら
あなたに原因がある場合には
同じ現実を繰り返す可能性が高いです。
例えばコミュニケーション不足が原因で
孤立していたなら
あなたがスキルを身に付けない限り
いずれ同じ目に会う確率は高いと言えます。
「ちゃんと言ったのにわかってくれない」
これが口癖の方は要注意!
仕事の真の意味を考えて未来につなげよう
生活を支えるためにする仕事は
比重としては一日の大半を占めることでしょう。
だからその意味をよく考えて下さいね。
一番大事な「時間(命)」を差し出しているのですから。
ヒントになるのは
「充実感を感じているか」ということです。
仕事だけで満足感を味わっているか?
感情面をちょっと切り離してみたとき
あなたは仕事に満足できていますか?
今一つ明確でないなら
まずは現状に十分な充実感を感じることから
スタートしてみましょう。
無理は禁物です。すでに許容量をオーバーしてるかも!
代替要員の一人ですか?それとも・・
今が代替可能な要員のままなら
次の場所でも同じようなものでしょう。
転職を求める気持ちに矛盾するようですが・・
今の場所に収まりきらないほど
大きくなれないなら
より大きなステージに上がっても
自分の小ささに愕然とするだけです。
相手の問題、自分の問題を切り離す
自分はもっと評価されるべきだ・・と思うなら
その場所での存在感を高めてみてはどうでしょうか。
しかし評価は相手の問題で、あなたには
どうにもできない要素があります。
だから、あなたにできるところから
フォーカスするべきなのです。
新しい分野の勉強を始めてみてもいいでしょう。
すでに先行している人と会ってみるのもいい。
得意スキルを複数もつ
コツは自信の持てる分野を複数持つことです。
一人だけ営業事務を採用するとして
・営業事務しかできない
・経理や給与計算もできる
あなたならどちらを採用しますか?
芸は身を助けてくれます。
まずは必要とされる人材になることです。
本当の自信がついてくると
行動もおのずと変わりますよ。
不満から始める転職活動では
買いたたかれることは目に見えています。
転職を考えたのはチャンス到来のメッセージ
目指すはヘッドハンティングのイメージです。
「ヘッドハンティングなんてとても・・」
そう思われるかもしれませんが
目指す方向が決まるだけでも人生は変わります。
似たようなチャレンジしかしないで
本質的な問題を避け続けていれば
それは「問題の先送り」そのものです。
思考停止というワナ
告白しますが、こんな記事を書いている私は
20年近くも思考停止していたヤツです。
50代になってどうにも我慢ができなくなったとき
私は初めて進路を大きく変えたのですから。
だからこそあなたには遠回りをしてほしくない。
若いころの自分に向けてのメッセージでもあるのかな(笑)
何も決めないことを決断すると時間を失う
まだ子どもが小さいのに貯金が増えない
→そのうちに昇給もするはずだ
→子どもにお金がかかったらどうしよう
→先のことはわからないから、考えるのをやめよう
こんな感じで長年行動を起こさず
転職しても、ほぼ同じ業界で働き続けました。
その結果、自分でも想像がついている未来に
まっすぐに近付いていきました。
年齢だけ上がって
貯蓄が増えていないという現実。。
「何も決めないこと」を決断したきた結果です。
小さな一歩を始めよう
今は情報にあふれた時代です。
でも、やってみなければわからないことばかり。
誰かの成功例が、あなたに役立つかはわかりません。
でもあなたが行動すれば、経験は確実に増えていきます。
昨日と同じ1日にするか、新しい行動を加えるのか。
未来に影響する一歩は
そんな小さな選択から生まれます。
今こそチャンスを手にしよう
その勇気に価値があります。
必ずしも思い切ったことをやらなくてもいい。
満点をとる必要もありません。
令和に入って世界が激動しています。
会社だって、働き方だって大きく変わるかもしれません。
そんなときに自分でハンドルを握っていることは
いつの時代にもまして重要なポイントだと思いますよ。
判断に真剣に迷ったときこそ
あなたは本当に成長する準備ができているのです。
信頼できる情報源を探しましょう。